ハローワーク求人票で求職者が見ているポイント【休日・残業編】

採用代行の仕事をしていると、こんな相談をよく受けます。

「ハローワークに出してるのに、全然応募が来ない」

求人票を見せてもらうと、だいたい共通した"見落とし"があります。

今日は、求職者が求人票で真っ先に見ているポイントを、データとともにお伝えします。特に「休日」と「残業」は、応募するかしないかの一次スクリーニングに使われています。


🔍 求職者は何を見て応募を決めているのか?

まずデータから。

リクルートの調査によると、仕事を探すときの「絶対条件」として最も多く挙がったのは「勤務日数(休日・休暇)」で58.5%。「勤務時間帯」(50.4%)、「勤務時間数」(50.3%)と続き、働き方に関する条件が上位を独占しました。一方「給与」は36.6%(10位)と、実際には給与よりも働き方で仕事を選んでいる人が多い実態が浮かび上がっています。 マイナビ

つまり、求職者は求人票を見るとき、まず「休日」と「勤務時間」を確認して、そこで応募するかどうかを決めているのです。

給与の前に、休日と残業でふるいにかけられている。これを知っているかどうかで、求人票の作り方は大きく変わります。


📅 ポイント①:休日の書き方

「週休1日」は、多くの求職者に最初の画面で弾かれます。

入社を決めた理由の上位には「給与が良い」に続いて「休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」が挙がっています。 Statistics Japan

求職者がハローワークやIndeedで求人を検索するとき、「週休2日」フィルターをかけることが一般的です。そこに引っかからない求人は、そもそも見てもらえていない可能性があります。

「週休2日」の書き方にも注意が必要です。

表記意味求職者の印象
完全週休2日制毎週必ず2日休み◎ 安心感がある
週休2日制月に1回以上2日休みがある週がある△ 実態が読めない
週休1日毎週1日だけ休み✕ フィルターで弾かれる

「週休2日制(月2〜3回)」と書いても、求職者には**「毎週2日は休めない」**と読まれます。正直に書くことは大前提ですが、できれば完全週休2日制に近づける検討を、まずは社内でしてみてください。

年間休日数も意識してください。

完全週休2日+祝日で、年間休日は約120日になります。求職者の多くは**「105日未満」を警戒ライン**として見ています。


⏱ ポイント②:残業時間の書き方

次に「残業」です。

2025年の調査では、正社員の月平均残業時間は20.6時間で3年連続減少しています。「残業5時間未満」の層が最多となるなど、短時間勤務が当たり前になりつつあります。 Persol-career

この流れの中で、残業時間が多い・もしくは不明な求人は敬遠される傾向がどんどん強まっています。

求職者が「応募をやめた」理由のひとつが、「残業時間や有給取得率が不明」という情報の不透明さです。 En-Japan

「残業あり」とだけ書いてある求人票は、求職者に「残業が多いから書けないのでは?」という不安を与えます。

書き方の改善例:

  • ✕「残業あり(時間外あり)」
  • 〇「残業:月平均10〜15時間程度(繁忙期は20時間程度)」
  • ◎「残業:月平均10時間以下・定時退社推奨」

数字で書くことが信頼につながります。たとえ残業があっても、「平均〇時間」と正直に書いたほうが、むしろ応募は増えます。隠そうとすると、逆効果になりやすい。


💡 まとめ:求人票は「第一印象」

求人票は会社のことを何も知らない人が最初に見る、いわば会社の顔です。

✅ 休日は「完全週休2日制」を目指し、書ける状態をつくる ✅ 年間休日は105日以上、できれば110日以上を意識する ✅ 残業時間は「月平均〇時間」と数字で正直に書く ✅ 情報を隠すより、正直な情報を丁寧に伝えるほうが応募は増える

「うちの会社はこの条件を書けない…」と感じた経営者の方、まずはそこから一緒に整えましょう。求人票を改善する前に、会社の労働環境を少し見直すだけで採用が変わることは珍しくありません。

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